現在、お台場の「日本科学未来館」で開催中の「ディズニー・アート展」をようやく観てきました!
お台場には、無料で巡回するバスがありました。東京テレポート駅からバスに乗ってようやくたどり着きました。
予めオンラインでチケットを買っておいたので、チケットブースに並ばずに入場できました。
平日の今日は、それなりの混みよう。大混雑、というまでではないものの、ちょっと人が多いかなと思うほどでした。
私はいつも悩むのですが、こういうアート展に行ったときに、何をみればよいのか。絵に詳しいわけではないので、「かわいい!」とか「すごい!」といった小学生レベルの感想しかもつことができません。
なのでよく考えて、せっかく見るのだから、実際に見ないとわからないようなところをみるようにしようと思いました。
例えば、鉛筆で書かれた絵ならば、筆圧、濃さ、紙質などなど、じっくり見ました。なるほど、書いた人の思いが伝わってくるような気がしました。
展示品の中には、あの「ナイン・オールド・メン」に名を連ねるレジェンドの人たちの作品がありました。
フランク・トーマスのピノキオとバンビ
オリー・ジョンストンのバンビ
ウーリー・ライザーマンのファンタジアに出てくる恐竜
ミルト・カールの描くユーモアで表情豊かなキャラクター
マーク・デービスのマレフィセント
ジョン・ラウンズベリーのチシャ猫
ウォード・キンボールのマッド・ハッター
・・・あれ、足りない?まあ、いいか。
人によってキャラクターの描き方が異なっていては、映画に支障が出てしまうので、描く人が変わっていてもさほどちがいがないように見えました。ですが、これもまた人によっては、個性が出ているなあと感じたものもありました。
ライザーマンの描く恐竜は、筆圧強めに、はっきりと描いていました。やはり力強さを出すには、力を入れて描くのが良いのだろうなと思いました。
マーク・デービスの絵は濃いものが多いように感じました。有名なマレフィセントの絵にしかり、バンビの絵も濃く描かれていました。
こういう点で、やはり実物を見るのは面白いなあと感じました。
日々私たちを楽しませてくれるディズニー作品。過去を振り返ればその技術や質において常に先を行く感じがあったように思います。滑らかでリアリティのある動きを表現するために、描き方を工夫したり新しい技術を取り入れたりしました。もちろん技術だけではなく、素敵な作品の裏には、ものすごい数の絵を描き上げたアニメーターたちのたゆまぬ努力があったと思います。たった1秒の映像のために、どれだけの苦労があったのだろうと思うと、作品の素晴らしさをより強く感じます。
今やCGを使ってアニメがかかれる時代。一時期は手描きが失われるという批判もありましたが、過去の経験や技術を受け継いでいるからこそ今のディズニー作品があるのだと展示では言っていました。ディズニーがこれまで築き上げてきたものはとても大きいものであったなあと、展示を見ていて思いました。
とても素晴らしいアート展でした。解説本を読んでさらに理解を深めたいなと思います(笑)。わたしたちをいつも楽しませてくれる、「ディズニー」のこれからに期待しています!