”Hot Dogs!”

ディズニーをメインテーマに、気になったことや見つけたことなどを記録していくブログです。

第2章 -『ディズニーランドという聖地』

こんにちは。「ディズニー読書記録」です。

今日は第2章を観ていきます。

 

「二 異才ウォルト・ディズニー

 著者はウォルト・ディズニーという人物の思想や行動原理について、それらに影響を与えたのが彼の幼少時代であるとし、分析を行っています。

 ここでは二点、私が気になった点をピックアップしたいと思います。

 

1、彼の幼少時代

 確かに、思えば彼の幼いころはとてつもなくハードであったと思います。小学生のうちから農業や新聞配達をやらされ、他の小学生のように遊ぶことのない日々。子どものころにできなかったことをディズニーランドで実現させたいと考えたのだと、著者は述べています。

 ウォルトの、父親イライアスに対する思いはどんなものだったのでしょうか。もちろん子どものころと大人とでは異なると思います。そういえば「ウォルト・ディズニーの約束」で何か言っていたような気がする・・・。後日見返しつつ、このテーマについて調べていきたいかなと思っています。

 

2、清潔感

ディズニーの作品世界の大きな特色は、自然の徹底的な否定と狂信的とさえいえる衛生思想なのである。(78頁) 

  おもしろいなあと思いました。ディズニーランドといえば、「清潔」であるというイメージがありますが、これが彼の生まれ育った地マーセリーンの地理的環境から生まれたものであるという考えは面白いと思いました。

 例えば、トゥモローランドで観られる木々は、直方体の形をしていてまるで近未来をイメージしているようです。木々本来の成長を許さず、ウォルトの考えた姿をさせるというやり方は、自然を支配するかのような彼の考え方がよく表れているものであると言えると思います。

 私の偏見かもしれませんが、「自然」と聞くと、うっそうとしているイメージを抱きます。木が何本も生えていて枝があちこちから伸びてきており、窮屈で乱雑な感じを浮かべます。ですがディズニーランドにある自然を観ると、よく手入れがなされており、きれいで明るいイメージを持ちます。そこがディズニーランドの人気を支える1つのポイントなのでしょうか。誰が見ても「汚い」とは思いませんよね。

 

まとめ

 1冊目の本であるとだけあって、疑問点やや感想を述べただけになってしまいましたが、「ディズニーランド」を観ていくうえで興味深い視点を得られたと思います。

 「三つ子の魂百まで」というように、小さいころの経験は今後の人生に影響を与えていきます。ウォルトのそんな幼少時代が、彼の生み出した「ディズニー」に現れているのだと理解しました。

 第3章に続きます!